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カテゴリー : 体験記 - 病院
•大腸内視鏡検査 •健康診断 •大腸ポリープ

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公開日:

大腸内視鏡検査のこと(2023夏)


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2023-07-05

今日は、大腸内視鏡検査を受けに、病院に行ってきました。


僕は昨年、初めて大腸内視鏡検査を受けました。そこでポリープが見つかって、切除してもらいました。


昨年は「便潜血陽性」の判定を会社の健康診断で受けていました。今年の健康診断では、便潜血は陰性でした。慢性的な眼精疲労などを除けば、特に体調不良はありません。それでも今年検査を受けたのは、ポリープを切除してからどうなったかの、経過観察のためです。

「経過観察のためなら今年ではなく来年でもよかったかな」とも思いました。僕は昨年、1㎝ほどの腺腫を1個切除しましたが、このような場合は、3年後の大腸内視鏡検査が勧められることが多いようです。

とはいっても、僕はこの病院の医師のアドバイスによって今年受けることに決めていたのだし、大腸の様子が気になるので、受けることにしました。

8:40に病院に到着し、受付を済ませました。

2リットルの下剤を飲みはじめます。

下剤の容器には「経口腸管洗浄剤」と書かれていました。下剤にもいろんな種類があるのでしょうか。

2リットルを2時間で飲み終えます。15分毎に250mlを飲めば、2時間で2リットルを飲めることになります。

そんなにたくさん飲めるのか?と思いますが、僕の場合は、何の苦も無く飲めました。味はスポーツドリンクのような感じで、おいしいとは言いませんが、飲みやすかったです。

この間、本を読みながら待ちました。もちろん、その間に何度もトイレに行きました。

2時間かけて、11:00に飲み終えました。子供の頃は2時間という時間はとても長く感じられ、病院の待合室で2時間待つなんてことは苦痛だったことでしょう。でも今では、ゆっくりと本を読みながら待つ時間が、悪くないと思えます。

下剤による腸の洗浄を終えて、12:00に検査用のガウンに着替えました。僕は昨年も検査を受けており、そのときは鎮静剤を使ってもらったため、痛みや不快感はほぼ感じませんでした。だから今日の検査も余裕だと思っていました。

ガウンに着替えた後、鎮静剤用の注射針を腕に刺してもらって、検査室に向かいました。

僕は検査用ベッドに横たえられ、血圧を計ってもらい、心電図用の器具を体に取り付けられました。僕の心音はいたって平穏なリズムを刻んでいました。どうせ検査は、眠っている状態で始まって、まどろんだ状態で終わるのです。そう思っていました。

しかし、僕の期待は裏切られます。検査の開始から終わりまで、「本当に鎮静剤が効いているのか?」と疑いたくなるほど、僕の意識は鮮明でした。僕の腸管の中を、大蛇のような医療機器が進んでいく様子が、想像できます。

もっとも、僕はその機器を見ていません。大蛇というのはあくまでイメージです。実際は、イメージよりも細いのでしょう。

前回の検査では、検査を始める前には僕は眠っていて、僕が眠りから覚めたのは、検査の終了間際でした。

去年は検査の終了間際にポリープが見つかったのでした。

しかし、今年は、初めから最後まで、僕は起きていました。腸管内を、管の形の医療機器が 確信的に、大胆に進んでいく感覚が、手に取るようにわかりました。

もっとも、チクリとする痛みや、激しい鈍痛があったわけではありません。十分に耐えられるレベルの、ちいさな痛みでした。また、もし鎮静剤を使っていなかったなら、もっと痛かったのかもしれません。

それでも僕は、眠れると思っていたので、ちょっと残念でした。

検査は、12:40をちょっと過ぎたあたりで完了しました。思ったよりも短い印象です。

今回は、特にポリープは見つかりませんでした。

そのあと、医師から簡単に説明を受けたりして、今日の検査が完了しました。前回切除した個所の写真を見せてもらいました。その個所は、ちょっと白っぽくなっていましたが、健康な粘膜の色でした。医師も、特に問題ないと言っていました。

会計を済ませて、13:10頃でした。なお、今回の費用は5,000円強でした。

前回が24,000円弱だったので、それに比べて安価です。前回は胃カメラも やってもらって、さらにポリープを1個切除してもらっているので、そのぶん高価だったのでしょう。

今回の検査の印象です。

まず、大腸をカメラで検査する時間は思ったよりも短いと思いました。前回はカメラで検査しているあいだの大半は眠っていたので、どれくらい時間が掛かったのか、僕は知覚できませんでした。今回、僕は検査室の壁の時計を見ていましたが、カメラによる大腸の検査は、10分強で終わりました。

次に、鎮静剤が思ったよりも効いてくれなかったことです。そのため僕は検査中に、「話が違う」と思いました。去年は胃カメラもセットで受けていましたから、そのぶん鎮静剤の量が多く、そのため眠ったのかもしれません。また、鎮静剤の効き方は体調などに左右されるものであって、一定ではないのでしょう。


前回は ほとんど眠っている間に検査が終わってしまったので、今回もそういう展開を期待していましたが、今回は醒めた意識の中で検査が行われました。そのため、ちょっと痛かったです。(もっとも、もし鎮静剤がなかったら、もっと痛かったのかもしれません。)

今回は検査の結果、異常が見つからなかったので、よかったです。また数年後に、自主的に受けるかもしれません。

(この記事は、2023年7月に執筆し、2024年7月に修正・公開したものです。)



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