公開日: 2024-03-08
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予言機械とChatGPT


label: [書籍]
2024-03-08

要約
生成AIが注目される現代においてこそ、安部公房の「第四間氷期」を読んでみたいと思います。

ChatGPTをはじめとする生成AIは、仕事だけでなく私生活においても活用され始めています。生成AIはインターネットと同じで、使う人と使わない人とで「情報活用能力」に大きな差が出るでしょう。したがって、これから先の時代に適合するために、生成AIを今から使っておいて損はないと思います。

ところで、人工知能は、なぜ人工知能というのでしょうか。知能というくらいなので、「人間の脳の働きを再現したまったく新しい技術が使われているのだろう」と私は思っていました。しかし、人工知能の歴史は意外に古く、1950年代まで遡るのだそうです。安部公房の『第四間氷期』が刊行されたのは1959年だそうなので、第四間氷期が書かれたのはAI(人工知能)が誕生した頃だったということになります。

第四間氷期に人工知能という言葉が出てきたかどうかは忘れてしまいましたが、「予言機械」という言葉が出てきたのを覚えています。

第四間氷期を読んだのはだいぶ前のことなので、予言機械の詳細は忘れてしまいました。それでも、生成AIと予言機械はどこか似ているような気がします。

ChatGPTは人間のように文章を書けます。そのことは、「ChatGPTという架空の人間が存在したとして、その人間はどのような文章を書くかということを予言している」と、言い換えることができそうな気もします。

今から60年以上前に書かれた話ですが『第四間氷期』は古さを感じさせません。(出てくる部品の名前などはさすがに古いですが。)

AIがブームになっている現在と時代背景も似ているので、近いうちにまた、読んでみたいと思っています。