読みやすい文章にするための工夫について | 伊田生活ブログ

公開日: 2023-12-01
最終更新日: 2023-12-02

読みやすい文章にするための工夫について


2023-12-01(Fri)

自分が書く文章を読みやすい文章に するための工夫として、 例えば以下の事項が 挙げられます。 自分が 書いた文章を読み直して、または、 文章校正ツールなどを利用して 誤字脱字を発見し、 排除する。 一文を短くする。 修飾関係が明確になるような 単語の配置に する。 段落(パラブラフ)を活用する。 重要な箇所を 太字にしたり、マーカーで 塗ったりして 強調する。

上述の工夫は、手書きでも できますが、 清書には時間と手間が かかります。

現代は、文書作成ソフト (ワープロ)を使う機会が 我々には与えられ、 手書きでなくても 文章を作れる 時代です。 文書作成ソフトによって、文章の 組み立て・分解が容易になったので、 上述の、読みやすい文章に するための工夫が、昔に 比べて やりやすく なりました。

さらに現代は、インターネットの 普及によってWebページが一般的に なって、HTMLで書かれた 文書が一般的に なりました。 従来の紙媒体の場合、どうしても紙面の スペースの制約があるため、 無駄な空白文字や改行は "資源の無駄使い" でした。 また、文字や背景に色を付けるのは インク代がかかるので、 コストがかかる ことでした。 しかし、 HTMLで書かれた文書をPCのブラウザで 表示する場合、紙面のスペースや カラーのことは、あまり 気にする必要は ありません。 読みやすい 文章にするために、大きな文字も 改行も空白文字もカラーも、 ふんだんに使うことが 可能です。

その一方で、読みやすい文章にするための 工夫として、「言葉の配置」については あまり積極的には検討されて いないのではないかと 思います。 言葉の配置とは、「言葉をどのように 配置するか」という ことです。 それは、たとえば「文章を左揃えにするか 中央揃えにするか」といったことや、 「文のどこを改行で区切るか」 などといった、文の意味とは 無関係の、文を構成する 言葉の位置関係の ことです。

そして この文章は、ちょっと変わった 言葉の配置で書いて います。 文の1行目だけ左揃えで、2行目以降は 右揃えで書いて います。 さらに、文末に行くにしたがって、 1行あたりの文字数が 少なくなるように しています。 こうすることで、右上が90°の 直角三角形のような 見た目の文に なります。

なぜ このような 言葉の配置にしたか というと、 こうすることで文の始めと終わりが 捉えやすくなって、文章が 読みやすくなる気が したからです。

この文章は、以下の手順で言葉を配置して います。 1. 文書作成ソフト(主にメモ帳)で文章を 書く。 2. 1文を、文節ごとに空白文字 (半角スペース)で 区切る。 3. プログラムによって、 区切られた文節を グループ化 する。 4. グループ化された文字列の空白文字を 削除する。 5. グループ化された文字列を、1行目は 左揃え、2行目以降は 右揃えにして 配置する。

つまり、 この文章はキーボードを使って私が 書いていますが、言葉の配置は プログラムによって 実現されて います。 さすがに、手作業でこのように 言葉を並べることは手間が かかるので、したくは ありません。 しかし、プログラムを利用する ことで、この形の文章を 簡単に作ることが できます。 (ただし、文節を空白文字で区切る 作業は手作業で行う 必要があり、 これが結構 面倒です) 言葉を配置するための プログラムを、私はPythonで 書きました。 この記事の言葉は、 そのプログラムによって 区切られ、並べられた ものです。 左揃え・右揃えは、CSSのtext-alignを 利用しています。