生成AIに4コマ漫画を描いてもらった話
生成AIに風刺漫画を描いてもらいました。
この記事の内容:
・生成AIに漫画を描いてもらった。修正を依頼してもなかなか思い通りにならなかった。
・その漫画(自分が作成している漫画)のシナリオを生成AI自身で言語化してもらった。そのシナリオは私の期待するものと一致していた。
・生成AIに「その漫画を作成するためのプロンプト」を書いてもらった。
・そのプロンプトを別セッションの生成AIに伝えたら、期待する内容の漫画が作成された。
# 経緯
## 生成AIに漫画を描いてもらった
生成AIに漫画を描いてもらいました。当初はテーマはなく、風刺漫画にしたかったわけでもありませんでしたが、結果的に風刺漫画っぽくなりました。
## 問題点
漫画を生成AIに作成してもらう過程で、問題がありました。「修正して」と何回依頼しても、下図のように、修正されない状態に陥ってしまいました。

図
上図について:
左側は修正前、右側が修正後です。ユニコーンの表情が鬼の形相に変わるのは4コマ目という指定ですが、修正されていません。
# 生成AIに漫画のシナリオを言語化してもらった
そこで私は、「あなたはどんなシナリオの漫画を描こうとしているの?」と聞いてみました。生成AIが回答したシナリオは、「4コマ目で表情が変わる」というものでした。つまり、生成AIはシナリオを正しく理解できていたのです。
# 生成AIにプロンプトを作成してもらった
生成AIは漫画のシナリオ(ストーリー)を正しく理解できているらしいことが分かりました。そこで私は、「そのシナリオの漫画を生成AIに描かせるためのプロンプト」を、生成AIに書いてもらうことにしました。(漫画の詳細構成が言語化できていれば、あとはその通りに描いてもらえばいいからです。)
# 生成AIが作成したプロンプト
画風は1930年代風の古い日本漫画調で、荒い線と陰影を強調した表現にしてください。
全体は4コマ構成とし、上から下へ読む縦配置にしてください。
台詞はすべて横書きで描写してください。
ユニコーンは人型ではなく、明確に動物的な姿(馬に近い体つき)で表現してください。
一コマ目
森の中で、男が拳を握りしめ、苛立った表情で一方的に愚痴をこぼしている。
「ああ、やだねえ。近頃は何でもかんでも、やれ円安だのドル高だの…」と怒鳴る。
向かい合うユニコーンは静かに耳を傾けている。
二コマ目
男はさらに語気を強め、
「てやんでい! こちとら、数字で言われたって分かんねえってんだ!」
と叫ぶ。
ユニコーンは反論せず、どこか哀れむようで穏やかな表情のまま男を見つめている。
三コマ目
男は相手の沈黙に苛立ち、
「なんだその顔は。……ええい、酒買ってこい!」
と吐き捨てる。
ユニコーンは変わらず静かで、諦観を含んだまなざしで男を受け止めている。
四コマ目
次の瞬間、ユニコーンの表情が一変し、鬼のような般若の形相へと変化する。
その異様な姿を目の当たりにした男は、顔を引きつらせ、後ずさりしながら
「ヒィィ」
と小さく悲鳴を上げる。
# 漫画
上記のプロンプトを別セッションの生成AIに送った結果、漫画が作成されました。

# まとめ
生成AI自身にプロンプトを書いてもらうという方法で、今回は最終的に、期待するシナリオの漫画が作成されました。生成AIは言語化の能力が高いと感じました。