議事録が書けない(2025-04)
公開日:
仕事で、議事録係を任される事があるかもしれません。それでも、私はそもそも、議事録を書くとは本来的に難しい、高度な作業であると考えています。
私自身、過去に書かされた打ち合わせの議事録の中で、うまく書けたと思ったのは数えるほどしかありません。
議事録というと、会議中のアジェンダに関する全ての事項を含めなければいけないと思う人がいますが(昔の私がそうでした)、そういうことは人間の能力では不可能だと思います。会議に使用する資料の内容を全て議事録に記載することは現実的ではありませんし、会議中の全ての発言を人の手で書き留めることは(速記でも使わない限り)不可能だからです。そのため、会議中に人間の手で書くメモには、ポイントだけを記述する必要があります。
人の手で発言の全てを記録することはできませんが、近年はノートパソコンを使用してレコーディングが普通に行えるようになりましたから、レコーディングは積極的に活用したいところです。
私が「議事録を書ける」と思う会議は、以下の全ての条件を満たす会議です。
- アジェンダが存在して、事前に共有されていること。
- 会議資料が事前に共有されていること。
- 会議の論点を、私がある程度理解できること。
上記の条件の一つでも欠けていると、私は「議事録は書けない」と思います。
それでも、書きたくなくても議事録係を任される時があります。そんな時の私の頼みの綱は、録音された音声です。幸いなことに、私が議事録の一部を担当することのある会議では、Teamsで音声が記録されています。私はその音声を聞きながら、何とか議事録の私の担当する部分を書いています。別の言い方をすれば、音声として残っていないものは、議事録に書けません。(会議中にはメモしきれないため。)
そのため、いかに鮮明な音声で録音するかということ、そして、録音されない発言は議事録にも書かれないということを参加者に周知することが、今の私の関心事となっています。