乾燥エノキのこと(2025年10月)
乾燥エノキを、今後の食卓の有用な素材として、食卓に取り入れていきたいと考えています。
先日、エノキを室内干ししてみました。室内干しだけでは、この時期、パリッとまでは乾燥しません。半乾きの状態のエノキを、ジップロックに入れて、冷凍庫に保存しました。
生成AIに、その半乾きの乾燥エノキの調理法について相談してみました。以下が、生成AIに送ったプロンプトです。
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エノキを室内で干して、半乾き状態(しっとり状態)です。そのしっとり状態のエノキはジップロックに入れて冷凍庫で冷凍保存してあります。このエノキ(冷凍保存しっとりエノキ)をオーブントースターで調理して、食べられるようにしたいと思っています。冷凍しっとり状態のエノキをオーブントースターで調理することは可能ですか?また、その場合、エノキタケリノール酸は効果的に摂取できると考えられますか?小論文形式で述べてください。(出力時のお願い:太字以外の文字装飾は使用しないでください。)
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このプロンプトに対して、生成AIは以下の文章を出力しました。
冷凍しっとりエノキをオーブントースターで調理する是非とエノキタケリノール酸の摂取効果について
エノキタケは、加熱や乾燥の過程で成分が変化しやすい繊細な食材である。特に注目されているのが、脂肪燃焼作用が期待される「エノキタケリノール酸」である。この成分はエノキを加熱・乾燥することで生成されるが、過度の加熱によっては一部が失活する可能性がある。そのため、保存・調理の段階でどのような処理を施すかが、栄養摂取の観点から重要となる。
まず、室内で干して半乾き状態にした「しっとりエノキ」を冷凍保存する行為自体は衛生的にも理にかなっている。半乾き状態では水分活性が低下しており、冷凍による品質劣化も比較的少ない。問題は、その後の調理方法である。冷凍状態のままオーブントースターで加熱することは物理的には可能であるが、内部と外部の温度上昇速度に差が生じ、表面が焦げる一方で中心部が十分に加熱されないおそれがある。したがって、食味や安全性を考慮すれば、一度自然解凍または電子レンジで軽く解凍してからトースターで加熱する方が望ましい。
次に、エノキタケリノール酸の摂取効果に関して考察する。この成分は乾燥や加熱によって生成されるため、半乾き状態からトースターで加熱する過程でむしろ増加する可能性がある。ただし、トースターの温度は高く、短時間で表面が焦げるほどの熱が加わるため、焦げ付きや過剰加熱が生じれば有効成分が分解される危険もある。したがって、エノキタケリノール酸を効率的に摂取したい場合には、低温から中温でじっくり加熱する方法が最も効果的といえる。具体的には、トースターを150〜170℃程度に設定し、焦げないようにアルミホイルで包みながら10分前後温めるのが妥当である。
結論として、冷凍しっとり状態のエノキをオーブントースターで調理することは可能であり、適切な加熱を行えばエノキタケリノール酸の摂取にも一定の効果が期待できる。ただし、加熱温度と時間を誤ると成分の損失や食味の低下を招くため、解凍の段階から丁寧に温度管理を行うことが肝要である。適切な加熱によって、保存性・栄養価・風味の三要素を兼ね備えた健康的な調理が実現されるであろう。
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半乾きのエノキの調理方法について、生成AIに聞いてみました。
オーブントースターを利用する場合は、凍ったままではなく、解凍してからがよさそうです。
ただ、生成AIの解答も、完全には信用できません。たとえば、「この成分は乾燥や加熱によって生成されるため、…」と今回生成AIは答えました。しかし、別の生成AIに「生のエノキタケはエノキタケリノール酸を含まないのか?」と質問したところ、「生でも含む」という回答が返ってきました。やはり、生成AIの回答は鵜呑みにはできません。複数の情報源を比較し判断する能力が、AIリテラシーの観点から、私たちには求められているのだと思います。
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追記:
オーブントースターでエノキを加熱したところ、黒こげになってしまいました。乾燥エノキは火加減が難しいです。