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カテゴリー : 雑記 - その他
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公開日:

鞄という文字について


2024-06-26

普段の生活で、学校や会社に行く時、鞄(かばん)は必需品でしょう。私も、鞄を使用しています。

先日、約7年間使用したリュックサックを捨てました。そのリュックのことについては、以下の記事†に書きました。


上記の記事を、私はまず、「日用品」というカテゴリーに分類することにしました。そして次に、カバン・バック類の記事のために、「日用品」というカテゴリーの中に、「鞄」というサブカテゴリーを新たに作ることにしました。すなわち、リュックは日用品の中の鞄類に該当するという位置づけです。

私にとって、「鞄」という言葉は、思い入れのある言葉です。それは、高校生のときに読んだ安部公房の「鞄」という作品に起因します。

「鞄」は、高校の国語の教科書に載っていました。テレビ番組の「世にも奇妙な物語」に出てきそうなその奇妙なストーリーに、私は衝撃を受けました。

「鞄」という作品をきっかけにして、私は安部公房という作家を知りました。高校の図書館は小さくて、安部公房の本を探しましたが、ボロボロの変色した文庫本が2冊あっただけで、私は借りませんでした。

私は大学生になり、大学の図書館には、安部公房全集が置かれており、私はそこに書かれているほぼ全ての小説や随筆を読みました。(戯曲は少ししか読みませんでした。)

大学生だったときに読んだ、安部公房の作品が、現在の私の考え方や行動に大きな影響を与えています。

もし高校の教科書で「鞄」に出会っていなかったら、私は安部公房という作家の存在を知ることがなかったかもしれません。安部公房の作品に出会えてよかったと、思っています。

「鞄」という文字には、そういう思い出があります。したがって、私にとっては、印象深い文字です。