心理的安全性とあいさつ運動について
私は、会社員として働いています。パソコンを使う仕事なので、インターネットが使えます。仕事でパソコンをインターネットに接続しているとき、Webページというのは広告などが表示されますから、業務内容とは直接関係のないキー・ワードというものも往々にして目にするものです。
そんな中、最近私が見て関心を持ったキー・ワードは「心理的安全性」です。これは、「1on1」などという言葉と同じように、仕事でWebサイトを閲覧している時に、広告などで近頃たまに、見る言葉です。
「心理的安全性 職場」という検索ワードで調べれば、職場における「心理的安全性」の位置付けが分かると思います。
ところで、私の知人の話ですが、彼が働いている会社では最近、「あいさつ運動」という社内キャンペーンが実施されたのだそうです。それは、朝、会社の玄関の入り口に幹部社員が立っていて、出社する社員に「おはようございます」と挨拶する、というものだそうです。
「職場の心理的安全性を高めるためにそのような取り組みが行われたのだ」、と、知人は言っていました。私は、「あいさつ運動」がどうして「心理的安全性」に結びつくのか、よく分かりませんでした。挨拶は確かに大事だとは思います。しかし、あいさつはマナーの問題であって、義務ではありません。あいさつの仕方は、アドバイスはできても、他人に強要できるものではないでしょう。
幹部社員が率先して挨拶をするという取り組みは、立派かもしれませんが、その一般社員に対する効果については疑問です。偉い人が玄関に待ち構えていたら、逆に、試されているような印象を受けてプレッシャーに感じるかもしれません。プレッシャーを感じるようなあいさつは、毎朝には適さないでしょう。
それでも、「気持ちのいいあいさつ」も「職場における心理的安全性」も、どちらも大切なことです。私はあいさつが苦手ですが、せめて自分なりの、さわやかな挨拶を心掛けたいと思いました。
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