コメント付き箇条書きについて

コメント付きの箇条書きについて、考えてみます。

箇条書きは便利です。便利なので、私も箇条書きをよく使います。

一方で、箇条書きが不便だと思う場合もあります。それは、箇条書きのある項目（行）に、補足説明などのコメントを書きたい場合です。

たとえば、以下のような、箇条書きで書かれた自己紹介文を考えます。

•私の名前は***です。
•出身は北海道です。（アメリカに4年間住んでいた事があります。）
•趣味は読書とゲームです。
•好きな食べ物はカレーライスです。（ただし、激辛料理は苦手です。そのため、激辛カレーは食べられません。）

上記の箇条書きで、括弧で囲った文は、補足説明です。

上記の箇条書きで、「名前」と「趣味」の文には、補足説明がありません。

この箇条書きは、補足説明（コメント）を書いても書かなくても、どちらでもいい箇条書きです。このようなタイプの箇条書きにおいて、箇条書きの文とコメントとを区別するやり方について、括弧を用いない方法を考えます。

下記のように、コメント文の直前で改行し、インデントすれば、括弧を使わなくてもコメント文を区別することができます。

•私の名前は***です。
•出身は北海道です。
　アメリカに4年間住んでいた事があります。
•趣味は読書とゲームです。
•好きな食べ物はカレーライスです。
　ただし、激辛料理は苦手です。そのため、激辛カレーは食べられません。

上記のように書かれた箇条書きは、箇条書きと、それに対するコメント部分とを、区別できるでしょう。

コメントを付けても付けなくてもいい箇条書きの、サンプルコードを以下に示します。

このコードをWebブラウザで表示すると、以下のように表示されます。

[ 画像1. Webブラウザでの表示 ]

コメント文の直前で改行され、さらに、インデントされています。そのため、コメント部分を区別することができます。

• 通常の箇条書きと同じように、項目は <li>タグ で囲っています。
• 項目の末尾は <br>タグ で改行しています。
• コメント付きの項目は、<br>タグ の後にコメントを書いています。
• コメントなしの項目は、<br>タグ の後に空白文字（&nbsp;）を書いています。

「コメントを付けても付けなくてもいい箇条書き」の、HTMLでの書き方を考えました。

通常の箇条書きは、1つの項目を1行で書ききらないといけないので、コメントを付けたい場合には、コメントを括弧で囲うなどの工夫が必要となります。しかし、括弧で囲う方法は、1行が長くなって読みにくくなるという弱点があります。改行でコメントを区切れば、この弱点は解決できます。