雑記執筆における生成AIの活用方法について
私は趣味でブログ記事を書いています。昨今は生成AIが仕事や教育の分野で活用され始めていますが、ブログ記事を書くときにも生成AIは使うことができそうです。この記事では、個人の雑記ブログにおいて、どんな場面で生成AIが活用できそうか、考えてみます。
• 誰が雑記ブログを読むのか
ここで言う雑記ブログとは個人の体験談や、日記、感想文等を扱うブログのことです。そのようなブログを読むのは人間です。
• 雑記の書かれ方
雑記の書かれ方は以下のようなものが考えられます。
- SEO対策を強く意識して人間が書く。
- SEO対策はそれほど意識せず人間が書く。
- 生成AIが書く。
• 特徴
以下に、記事の書かれ方とその特徴を記します。
- SEO対策された記事
- 検索結果の上位に表示されることを狙って書かれている。
- 検索結果の上位に表示されるように、構成や書き方、言葉の選び方などが工夫されている。
- 生成AIが書いた記事
- 誤字や脱字はない。
- 文法はしっかりしている。
- 存在しない事実や誤った事実を、もっともらしく書くことがある。
- 人間が自分で文章を考えて書いた記事
- 誤字や脱字がある。
- 文体に書いた人の個性や癖が現れる。
- 書いた人の主観や偏見を含む。また、誤りを含むこともある。
• なぜ読むのか
人間が他人が書いた雑記を読む目的や理由として、以下のようなものがあると思います。
- 他人の成功体験や失敗談から教訓を得るため。
- 他人の感想に共感するのは気分がいいから。
• 雑記を書くときの、AIの使い方
雑記の読者は人間であり、人間は他人の体験談を読みます。本物の人間の体験談は、生成AIには書けません。したがって、生成AIに人間の体験談を書かせても、それは面白いものにはならないと私は思います。(「AIが書いた、ある人間の体験記」というのがあれば面白いかもしれませんが、それは創作という前提の上での話です。)
そのため、生成AIは「自分の代わりに雑記をゼロから書いてもらう」という用途には、適していないと私は思います。今後 生成AIはさらに進化していくと思いますが、現時点において生成AIを雑記の執筆に利用できるのは、主に以下の場面だと思います。
- 文章校正
- 誤字脱字や文章の体裁をチェックする。
- 推敲
- 文章の意味はそのままに表現をより良くする。
• まとめ
仕事で使う文書を作成するとき、生成AIは役に立ちそうです。生成AIは文書や資料を作れますし、内容のチェックもしてくれます。
雑記ブログの執筆においても、生成AIは役に立つと思います。ただしそれは、文章校正や推敲を行うときの話です。人間の体験談をゼロから書かせるのには生成AIは適していないと思います。「人間が自分で考えた文章を、生成AIにチェックしてもらう」という方法なら、雑記ブログでもすぐに生成AIを活用できると思います。SEO対策する/しないに関係なく、まずは人間が自分で考えて書くことが必要だと思います。