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カテゴリー : 雑記 - 社会
•サステイナブル •表記 •表記ゆれ •SDGs

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「サステイナブル」の表記について


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2022年1月

近年、「持続可能な」を意味する言葉として、”Sustainable” という言葉が日本でも使われています。英語の Sustainable は、日本語では「サステナブル」や「サステイナブル」、または「サスティナブル」などと表記されており、表記は統一されていません。そこで、Sustainable の表記としてどれが適切なのか考えます。(近年よく聞く SDGs の "S" は、Sustainable の S です。)


Sustainable のカタカナ表記は、主に以下の3種類です。

  • サステナブル
  • サステナブル
  • サステナブル

ここで、Google検索でそれぞれの言葉をダブルコーテーションで囲って検索してみると、ヒットした件数は以下のとおりでした(2022年1月時点)。

  • サステナブル : 34,000,000 件
  • サスティナブル : 6,410,000 件
  • サステイナブル : 3,640,000 件

「サステナブル」という表記が、最も多く使われているようです。


Sustainable は英語であり、その発音をカタカナで完全に表現することはできません。上記の3つの表記のうち、英語の発音に最も近い表記を採用すべきだと思います。

英語の発音は、オンラインの英語辞書で確かめることができます。たとえば、Weblio英和辞典には発音記号が書かれていますし、単語の音声を再生することもできます。

Weblio英和辞典では、Sustainable の発音記号(米国英語)は「səstéɪnəbl」と書かれています*。 この発音記号をカタカナにしたとき最も発音に近いのは、「サステイナブル」だと思います。


Weblio英和辞典でSustainable の音声を再生してみました。音声でも、やはり「サステイナブル」と聞こえました。

発音記号と音声から、個人的には「サステイナブル」が最も英語の発音に近いと思います。したがって、Sustainable は日本語で「サステイナブル」と表記するのが最適だと思います。


Sustainable を無理にローマ字読みすると、「ススタイナブレ」となります。(これは、僕が小学校でローマ字を習った時の読み方です。)これは実際の発音のかけ離れています。昔の小学校で教えていたようなローマ字読みは、多くの場合、実際の英語と発音がかけ離れているので注意が必要です。

Sustainable の場合、”Sus” は「サス」、”tai” は「テイ」、”nable” は「ナボー」と読むと、少し英語っぽくなります。したがって、”Sustainable” は「サステイナボー」と言うと、少し英語らしく聞こえると思います。


Google検索で「”サステナブル”」の件数が多いことから、「サステナブル」、「サスティナブル」、「サステイナブル」の3つのうちでは、「サステナブル」が最も社会に浸透している表記だと思われます。

「サステナブル」が人気なのは、これが単純な表記だからだと思います。「サステイナブル」や「サスティナブル」と比べて、「サステナブル」は文字数が少なく、したがってシンプルでわかりやすいです。そのため、多くの日本人に受け入れられたのだと想像します。


Sustainable のカタカナ表記は、個人的には「サステナブル」が最適だと思います。しかし、今のところ「サステナブル」が最も人気がある表記なので、今後はこれが正式な日本語として定着すると思います。




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