【レビュー】東芝ポケットラジオ[TY-APR4]
TOSHIBAのポケットラジオ「TY-APR4」のレビューです。
イマイチだと思う点:
- スイッチが多く、操作を間違いやすい。
- 電池のフタが完全に外れるため、なくす可能性がある。
- 外観のデザインがシンプル。
- 黒い基本色は高級感がある。
- 音声はクリアで、声が聴きやすい。
• 製品について
このラジオは2020年ごろに家電量販店で買いました。確か2000円ほどだったと思います。外観や音質は気に入っていましたが、他にすでに使っているラジオがあったため、結局このラジオを使うことはほとんどありませんでした。捨てるのはもったいない気がするので、先日リサイクルショップに売却しました。以下、製品の感想です。
• 感想
外観
基本色は黒です。文字の色は白です。正面は艶があり、ピアノのようです。高級感があります。黒と白のツートーンカラーで、落ち着いたデザインです。(同調ランプは赤です)
次の写真は AudioComm の RAD-P135N-A と並べた写真です。共に単四電池2つで動作します。 TY-APR4 の方が RAD-P135N-A よりも一回り大きいです。
次の写真は、背面です。
拡大図:スイッチ類
左のダイヤルが選局、真ん中のスイッチがAM・FM切替、右のスイッチがイヤホン・スピーカー切替です。
このイヤホン・スピーカー切替のスイッチが付いているのが、他のラジオにはあまり見られないこのラジオの特徴だと思います。このスイッチの目的がよくわかりません。普通のポケットラジオは、イヤホンジャックにイヤホンを差し込んだら自動的にイヤホン出力に切り替わります。なぜわざわざ手動で切り替える必要があるのでしょうか。
このラジオのもう一つの特徴は、FM用のアンテナが付いていないことです。背面のラベルに書かれているように、FMを聞く時にはFM用のロッドアンテナの代わりとしてイヤホンを差し込むことが推奨されています。僕は基本的にAMしか聞かない(最近はFMにも興味が出てきた)ので、このラジオを買った当時は、ロッドアンテナが付いてないこのデザインを気に入っていました。FMを聞かない人にとって、ロッドアンテナは不要だからです。
FMを聴く人にとっては、もし、イヤホンとロッドアンテナとでアンテナとしての効果が変わらないのであれば、アンテナ代わりとしてイヤホンを挿しておくという運用もありかもしれません。イヤホンを挿しっぱなしにしておいて、イヤホンで聴くのかスピーカーで聞くのかは、イヤホン・スピーカー切替スイッチで切り替えればよいのです。
しかし、このイヤホン・スピーカー切替の「イヤホン」を、電源の「切」と間違えてしまうことがあり、そこが少し不便に感じました。スピーカーで聴いているときに間違えて「イヤホン」を選択すると、スピーカーから音が出なくなるため、電源を切ったと勘違いしてしまうのです。
上から見た図
電池のフタについて
次の写真は、電池のフタを外したときの様子です。右はAudioCommのRAD-P135N-Aです。
電池のフタをなくしてしまうことはあまりないとは思いますが、フタが完全には外れない構造の方が親切に思えます。右のRAD-P135N-Aはフタが完全には外れない構造となっており、電池を外しやすくするためのヒモもついています。左の TY-APR4はフタが完全に外れる構造であり、ヒモはついていません。
• まとめ
スイッチ類が多く、操作を間違いやすいので、このラジオを使うことはほとんどありませんでした。しかし、外観のデザインや音質は好みでした。