Snipping Tool を資料作成に活用する
オフィスワークにおいて、資料を作ることがあると思います。資料は、プレゼン資料、手順書、マニュアル、報告書など、さまざまです。文章だけの資料もあれば、画像(イラストや写真等)を利用したものもあります。画像には、文字だけでは伝えにくいことを一目で伝えられるという利点があります。ここでは、Snipping Tool を利用して資料に効率的に画像を貼り付ける方法をご紹介します。
• はじめに
画像を利用すること
資料作成において、画像を適切に利用することで、文字だけでは伝わりにくい情報を分かり易く伝えることが可能となります。
大きい画像は縮小して利用する
デジカメで撮影した写真のような、<縦 × 横> のサイズが大きい画像は、A4用紙やパワポスライドに貼り付ける場合、そのままでは大きすぎるので、サイズを縮小して使うことが ほとんどだと思われます。その場合において、以下の2つの方法が考えられます。
a. 資料に画像を貼り付けた後で、資料上でサイズを縮小する。
b. あらかじめ画像を縮小しておいて、資料にはその縮小済みの画像を貼り付ける。
私は普段、上記の「b. あらかじめ画像を縮小しておいて、資料にはその縮小済みの画像を貼り付ける。」という方法をよく使います。その際には、Snipping Tool を利用しています。
Snipping Tool とは
Snipping Tool とは、スクリーンショットのツールであり、Windows に標準搭載されています。
• Snipping Tool の使用例
- 画像を、パワポに貼り付ける。
- 貼り付けた画像のサイズ(面積)を、パワポ上で縮小する。
- 縮小した画像を、Snipping Tool でキャプチャする。
- キャプチャした画像を、コピーする。(Snipping Tool 上で「Ctrl + C」)
- コピーした画像を、パワポに貼り付ける。
- パワポ上の元画像は、消去(Delete)する。
• この方法の狙い
この方法には、以下のような狙いがあります。
- レイアウトの調整がしやすい。:
大きな画像をそのまま貼り付けると、他の要素のレイアウトが崩れてしまうかもしれません。縮小後の画像を貼り付けることで、他の要素の邪魔をせずに、狙った箇所に貼り付けることがしやすくなります。 - ファイルサイズを軽減する。:
大きな画像をそのまま使用すると、資料のファイルサイズが大きくなり、共有や表示に時間がかかることがあります。縮小画像をSnipping Toolでキャプチャすることで、必要最低限の解像度に抑え、資料全体のファイルサイズを軽くする狙いがあります。 - 余計な情報を排除する。:
大きな画像には余分な情報が含まれていることがあります。縮小後に必要な部分だけをキャプチャすることで、資料に必要な情報を整理し、視覚的に分かりやすくすることができます。
• まとめ
Snipping Tool を活用することで、大きな画像を適切なサイズに調整し、効率的に資料に組み込むことが可能になります。この方法を使うことで、ファイルサイズを軽減しつつ、余計な情報を排除することができます。Snipping Tool は Windows に標準搭載されており、Windwos ユーザーなら誰でも簡単に利用できるので、資料作成の効率化に有用なツールです。